ローヤルゼリーとはちみつの違いは?

ローヤルゼリーとはちみつは両方ともミツバチから作られるものですが、違いをよく知らない人が多いのではないでしょうか。ローヤルゼリーとはちみつは使用目的や作り方、栄養素など多くの点で違いがあります。ここではローヤルゼリーとはちみつの違いについてご紹介します。

ローヤルゼリーとはちみつの違いは?

ローヤルゼリーとはちみつの違いは以下の5つです。

使用目的

ローヤルゼリーとはちみつの一つ目の違いは、使用目的です。
ローヤルゼリーの使用目的は女王蜂と女王蜂になる幼虫のための食事で、はちみつの使用目的は働き蜂の食事です。ローヤルゼリーは女王蜂のためだけに作られる物質で、働き蜂は食べることができません。女王蜂は生涯ローヤルゼリーを食べ続けることで、体長は働き蜂の約2倍まで成長し、寿命は働き蜂の約40倍長くなり、毎日1500~2000個の卵を産み続けることができます。

作り方

ローヤルゼリーとはちみつの二つ目の違いは、作り方です。
ローヤルゼリーは若い働き蜂が、花粉を原料に作る物質です。働き蜂は巣に女王蜂がいなくなると、次の女王蜂を育てるためにローヤルゼリーを作り始めます。働き蜂は花の蜜と一緒に花粉も集め、団子状にして巣の中の別の働き蜂に渡します。団子状の花粉は生後10日前後の若い働き蜂が食べ、体内で消化・吸収された後に口から乳白色の液体となって分泌されます。この乳白色の液体がローヤルゼリーです。
一方、はちみつは花の蜜を原料に作られた物質です。働き蜂は花の蜜を集めて、花の蜜を胃にため込んだ状態で巣に運びます。巣に運んだ花の蜜は別の働き蜂に口移しで渡され、『巣房』と呼ばれる小部屋に貯蔵されます。花の蜜はミツバチが持っている消化酵素によって、果糖とブドウ糖に分解されます。その後ミツバチの体熱や羽ばたきの風によって水分がとばされ、全体の8割ほどあった水分が2割程度まで減ります。水分がとばされたら、『蜜ろう』と呼ばれる蝋で巣房が蓋をされて完成です。ローヤルゼリーとはちみつは、働き蜂が作る点では同じですが、原料や作り方の過程が全く違います。

見た目

ローヤルゼリーとはちみつの三つ目の違いは見た目です。
ローヤルゼリーの見た目は乳白色クリーム状の物質で、別名『王乳』とも呼ばれるほど気品のある色をしています。ローヤルゼリーはどの花の花粉から作っても、見た目に違いが生じることはありません。
一方、はちみつの色は黄金色で、粘り気が強いのが特徴です。はちみつの色は薄い黄色から濃い褐色のものまで様々です。これは働き蜂が採取する花の種類によって違いが生じます。

ローヤルゼリーとはちみつの四つ目の違いは味です。
ローヤルゼリーの味は、ピリピリとしみるような独特の酸味が特徴です。この酸味はローヤルゼリーにのみ含まれている『デセン酸』と呼ばれる成分によるものだと考えられています。一方、はちみつの味は濃い甘さが特徴です。これは、はちみつの大部分は糖分で構成されているからです。

栄養素

ローヤルゼリーとはちみつの違いの五つ目は、栄養素です。
ローヤルゼリーに含まれている主な栄養素はビタミン、ミネラル、アミノ酸です。また自然界でローヤルゼリーにしか含まれていないデセン酸などの特有成分も含まれています。ローヤルゼリーにははちみつと同様に糖分が含まれていますが、その量は全体の10%程度です。
一方、はちみつに含まれている主な栄養素は、ブドウ糖、果糖、複数のビタミン、ミネラルです。はちみつは自然界で最も甘い物質と言われており、約80%が糖分です。

まとめ

ローヤルゼリーとはちみつは両方ともミツバチから作られるものですが、使用目的・作り方・見た目・味・栄養素の面で大きく違う物質です。ローヤルゼリーに含まれる主な栄養素はビタミン・ミネラル・アミノ酸で、デセン酸などの特有成分も含まれています。一方はちみつに含まれる主な栄養素はブドウ糖・果糖・ビタミン・ミネラルです。ローヤルゼリーとはちみつの違いを理解した上で、自分に合ったものを摂るのがおすすめです。